2019/01/16 お知らせ

 第5回 「災害に強い家づくり」

災害には台風・津波・地震・洪水・雪崩など様々なものがあります。
今回は「災害に強い家づくり」と題していくつか住まいのヒントをご紹介したいと思います。

改めまして、こんにちは。総合テクニカルサポーターの片山です。
今から家を建てる方、リフォームを考えている方、今後起こるかもしれない災害に何か対策を探している方などに5つの災害対策をご紹介します。

 

① 固くてしっかりした地盤を選ぶ

地盤の強さは役所のハザードマップや地盤情報システムなどで調べることができます。

ハザードマップには、洪水・高潮・地震・液状化などがあります。それらの情報を照らし合わせて、災害に強い土地を選ぶことが大切です。
災害の起こりにくい土地に強い家を建てることが大切ですね。

国土地盤情報検索サイト
http://www.kunijiban.pwri.go.jp/jp/

熊本市ハザードマップ
http://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=2121

 

② 置き家具を減らし、造り付け家具にする
  さらに大きな家具は固定し、部屋を片付ける

転倒した家具により下敷きになる事故や避難経路がふさがるのを避けるために、家具はなるべく造作(造り付け)にしましょう。

また、災害時スムーズに避難できるように避難経路となる廊下や階段・ドア付近などに物を置かないようにしましょう。部屋の中も廊下などと同様に、片付いている状態だとスムーズに避難ができます。

さらに、収納は中身が飛び出さないよう、扉は引き違い戸など揺れても開きにくいものにするといいと思います。

大きな本棚やタンス・冷蔵庫などの大型の家具は、転倒防止の器具を取り付け転倒しないようにしっかりと固定しましょう。

置き型のテレビなども同じように転倒防止の器具で固定すると安心ですね。

 

 

③ エコキュートや太陽光発電・雨水タンクなどを取り入れる

災害時の停電や断水などになった場合に役に立つのが、エコキュートや雨水タンクなどの水をストックできるもの、そして太陽光発電や蓄電池などの電気をストックできるもの。

これらのものは、普段の生活でも経済的にメリットがあるので、取り入れやすいかと思います。

 

④ 避難経路を確保できる間取りにする

安全に外に避難できるよう、避難経路の確保が大切です。
どの部屋も避難経路が確保できるような間取りを計画しましょう。

また、避難のための導線の確保も大切ですが、日々の生活の機能性も重要ですので、両方の導線を考慮した間取りを計画しましょう。

 

⑤ 屋根を軽量の屋根材にする

地震が起こると、屋根の種類によって家の揺れ方に違いがでます。
屋根材の重さにより家の重心の位置が変わり、瓦など屋根の材質が重ければ建物の重心の位置は高くなります。
重心が高いほど地震時の揺れが大きくなり、柱や壁に負荷がかかり倒壊の恐れがでてきます。

そのため、屋根を軽い材質のものに変えることにより、家の重心が下がり地震の時の揺れを小さくすることができます。
(※重い屋根だからといって必ずしも倒壊するものではありません。柱の大きさ・位置、耐力壁のバランスなどで家の耐震性は大きく変わってきます。)

 

 

いつ来るのか、どのくらいの規模なのか、起こってみないとわからない災害にどう対応策をとるのか悩まれる方も多いかと思います。

熊本耐震改修研究所では、そのようなお悩み相談もお受けしております。
【ご相談はこちらまで】

TEL:0968-41-8009
Mail:https://kumamoto-taishin.com/contact/

 

 

この「お知らせ」ブログでは、建築に関わること生活に関わることなど、熊本耐震改修研究所がお客様にお伝えしたいことを「お知らせ」ブログでお伝えしていきます。

 

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