耐震診断や耐震改修を実施する際には、国や地方公共団体による助成金や融資制度を活用しましょう。
耐震改修工事にかかる費用はどれくらい?
住宅の延床面積(1階と2階の床面積の合計)と、耐震改修前後の住宅の評点差から、耐震改修工事にかかるおおよその費用を算出できます。あくまでも金額の目安であり、実際の金額と異なる場合がありますが、概算費用の参考になります。正式な工事費については、耐震補強計画・設計に基づき積算見積もりの上、算出されます。
【耐震改修費用(概算)の算出例】
床面積120㎡(36.3坪)の住宅を耐震診断し、現場調査をもとに評点を算定したところ、評点は0.5でした。この住宅を評点1.0にするための改修工事をした場合の費用シミュレーション。※この耐震診断にも専門家派遣補助事業がありますので、詳しくは熊本耐震改修研究所までお問い合わせください。
① 耐震補強計画・設計費
② 耐震改修工事費
③ 耐震補強計画・工事監理費
【耐震診断について】
事前調査、現地調査をもとに、耐震診断士が耐震ソフトを使い、大地震での倒壊の可能性について診断を行い、上部構造評点と判定を算出します。
【熊本市の補助金(2019年現在)を適用した例】
熊本市の補助金には「設計改修一括」と「建替え設計工事一括」と「耐震シェルター」に使えるものがあります。
このうち「設計改修一括」を適用した場合、自己負担額は次のようになります。
※各自治体ごとに補助制度が準備されています。
① 耐震補強計画・設計費(補助対象外)
② 耐震補強計画・工事費(補助対象)
③ 耐震補強計画・工事監理費(補助対象外)
④ 総合計
⑤ 補助額
⑥ 自己負担額