第6回 「木造軸組構法ってなに?」
家を作るには、木造住宅に鉄骨系住宅・コンクリート系住宅など様々な構法があります。
身近な構法として、木造住宅の「木造軸組構法」があります。
木造住宅の中では一番多く建てられている構法ですので一度は聞いたことがある方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「木造軸組構法」って聞いたことあるけど、そもそも「木造軸組構法」ってナニ?と題して木造軸組構法のことをお伝えします。
改めまして、こんにちは。総合テクニカルサポーターの片山です。
「木造軸組構法」は正式には「在来構法」といい、基礎の上に土台を乗せそこに柱を立てて梁を水平に掛けて骨組みを作る構法です。
柱と柱の間には筋交いという補強材が入ります。地震などの時に建物の変形を防ぐためのもので一定の割合で筋交いを入れることが決められており、物件によっては筋交いの代わりに構造用合板を使用する場合もあります。
さらに、柱や梁、筋交いなどの部材に補強金物を取り付けることにより地震に強い造りとなります。
◾間取りの自由度が高い
柱と梁を組み合わせた工法なので、間取りや構造の自由度が高くなります。
狭い敷地や変形した敷地であっても対応可能!
「リビングをもう少し広くしたい」・「廊下の幅を広げたい」などはモチロン、自由なレイアウトが可能なため、こだわりの間取りを実現することができます。
柱が表に見えている和室(真壁和室)をご希望の方は、木造軸組構法でのみ造ることができます。
和風の住宅に住みたい!と考えている方は木造軸組構法が最適です。
◾大きな開口を設けやすい
構造的に自由度が高いので、大きな開口を設けやすく、開口を開ける場所もツーバイフォー構法と比較すると設置の自由度は高くなります。
大きな窓を設置できるので、たくさんの陽が差し込み風通しの良い家を造ることができます。
◾リフォームによる間取りの変更がしやすい
家族の成長とともに変化する生活に、家の間取りを変えたり、増築したりすることも考えられます。
間仕切り壁を追加したり、2つの部屋を1つの大きな部屋にしたりと比較的自由に希望通りのリフォームをすることが可能になります。
木造軸組工法を採用している工務店が多いことから、リフォームの時の業者を新築の時の業者から変更することも可能です。そのためにも建築図面は大切に保管しておく方がいいでしょう。
◾施工できる建設会社が多い
木造住宅の中で最も普及している構法のため施工できる建設会社が多くあります。
そのため、選べる建設会社の選択肢の幅が広がり、信頼できる会社をたくさんの会社から選ぶことができます。
◾大工さんの経験や技術で家の出来栄えに差が出る?
現在では機械加工された木材や、補強金物を使用することにより、個人の技量による精度のばらつきはほとんど解消されてきていると言われています。
ただやはり、ツーバイフォー工法のようにシステム化されていないので、出来栄えが大工さんの技術に左右される部分があります。
信頼のできる施工会社で熟練の大工さんがいるところを選びましょう。
◾工期が長い
ツーバイフォー工法などと比較すると工事期間が長くなりやすい傾向にあります。
住宅の規模や天候などの条件にもよりますが、5〜6ヶ月程はかかるとお考えください。
工期が長くなれば、仮住まい先の家賃がかさんだり・荷物が多くなったりするので、しっかりと検討されて余裕をもって依頼されることをお勧めします。
木造軸組構造についてのご質問・ご相談はこちらまで!
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